DEXで取引した後、サイトとの接続を切ってもトークン使用承認が残る場合があります。「接続解除」と「承認取消し」は別の操作だからです。ウォレット画面で何を許可するのか理解してから押す習慣が大切です。
接続・承認・署名の違い
- ウォレット接続:サイトが公開アドレスなどを確認し、ウォレットへ要求を送れるようにします。接続だけで全トークンを持ち出す権限が生じるわけではありません。
- トークン承認:指定したアドレス(spender)が、自分のトークンを一定上限まで使うことを許可します。対象はスマートコントラクトだけでなく、通常のアカウントアドレスの場合もあります。ERC-20のallowanceが代表例です。
- 署名:メッセージや要求への同意を暗号学的に証明する行為です。ログイン確認に使われる一方、Permitなどで資産の使用権限に影響する場合もあります。
ガス代のかからない署名だからといって、必ず安全ではありません。署名対象のデータとサービスのアドレスを確認してください。
接続解除だけで承認が消えない理由
サイトの接続状態はウォレットの接続管理に関わり、トークン承認はブロックチェーンのコントラクトに記録される場合があります。そのため接続を切っても、既存の承認が有効なまま残ることがあります。
承認取消しは、その権限を減らす・なくすための別の操作です。通常のオンチェーン取消しにはネットワーク手数料が必要です。NFTにはコレクション全体への承認もあるため、対象範囲を慎重に見ましょう。
使用権限を点検するとき
- ウォレットの公式ヘルプで承認の確認方法を調べます。
- ネットワーク、トークン、権限を持つアドレス(spender)を照合します。
- 長く使っていないサービスや、必要以上に大きな承認上限を確認します。
- 取消し取引の成功をブロックエクスプローラーで確認します。
見知らぬリンクが「セキュリティ点検」を理由に復元フレーズを求めても入力してはいけません。秘密鍵や復元フレーズがすでに漏れた場合、承認取消しだけでは解決しません。鍵の漏えいと承認権限の問題は別です。
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