1. 「ネイティブ」は価格ではなく発行経路を表します
ネイティブステーブルコインとは、発行元の公式コントラクトを通じて、そのネットワーク上で直接発行される資産です。他チェーンのトークンをブリッジに預けて受け取るラップドトークンとは、発行と償還の経路が異なります。同じシンボルを使う非公式トークンもあるため、利用前に発行元資料とコントラクトアドレスを確認してください。
Kaia Pulse が示すのは、すべてのステーブル資産の一覧ではなく、Kaia でのネイティブ発行状況です。表示されていないからといって、Kaia 上で取引できないとは限りません。
2. USDT と JPYC では基準通貨が異なります
USDTは1米ドルに近い価値を目指し、発行量も USDT 単位で読みます。JPYCは日本円を基準とするため、1 JPYC の基準は1円です。トークン枚数だけを比べると、通貨単位の違いを見落とします。
Kaia Pulse が JPYC の米ドル換算を表示する際、市場価格を信頼できない場合やペッグから大きく外れている場合は、為替レートに基づく換算を使うことがあります。比較用の目安であり、実際に交換できる価格を保証するものではありません。
3. ネットワーク順位は発行量の順位です
ネットワーク一覧は、発行元が公表するネットワーク別発行量を大きい順に並べます。Kaia の順位は、そのステーブルコインが発行されているネットワークの中で Kaia が何番目かを示します。USDT と JPYC では発行対象が異なるため、両者の順位を直接比べることはできません。
発行、焼却、新規ネットワーク対応によって順位とネットワーク数は変わります。固定の順位だと思わず、データ基準日も確認してください。
4. 発行量は取引所残高や DEX 流動性ではありません
発行量は、そのネットワークで発行され流通しているトークン数です。特定取引所の保有残高、1日の取引高、DEX プールに預けられた金額とは異なります。発行量が多くても交換市場が薄い場合があり、逆に発行量が少なくても特定プールの取引が活発な場合があります。
スワップや送金の前には、プール流動性、想定スリッページ、コントラクトアドレス、入出金対応を別々に確認しましょう。
5. 「安定」という名称でもリスクは残ります
ステーブルコインには、基準通貨との価格差、発行元の準備資産と償還方針、スマートコントラクト、規制、ブリッジ、取引所運用のリスクがあります。ネイティブ発行はブリッジ工程を減らしますが、価格維持や償還を無条件に保証するものではありません。
発行元の告知、準備資産・償還の開示、公式対応ネットワーク、コントラクトを確認してください。市場価格が基準通貨から大きく外れた場合は、理由を確認するまで換算発行額をそのまま信用しないことが重要です。
- 公式ネイティブコントラクトか確認する。
- USDT は USD、JPYC は JPY 基準と区別する。
- ネットワーク一覧とデータ基準日を見る。
- 発行量と DEX 流動性を混同しない。
- 取引前に発行元資料と市場状況を再確認する。
6. 数量と換算額を分けて読む
仮の例として、1,000 USDT を1 USD/USDT で換算すると1,000 USD です。1 JPY/JPYC、150 JPY/USD なら150,000 JPYC も1,000 USD になります。枚数は150倍違っても、この仮定では米ドル価値は同じです。カードの時刻、単位、価格の出典を確認し、換算額から発行量や準備資産を逆算しないでください。